優しさの詰まった点字ブロック
2017年06月23日 カテゴリー:スタッフブログ
交差点付近の歩道や駅のホームで、「点字ブロック」をよく見かけます。
その歴史を辿ると、今からちょうど五十年前、岡山県立盲学校近くの歩道に敷設されたことが始まりだそうです。
発案者は、岡山県で旅館業を営んでいた三宅精一氏です。道路を横断する途中、車にひかれそうになった
視覚障がい者の姿を見て思い立ち、試行錯誤を重ねて、点字ブロックを作り出しました。
当初は行政から相手にされず、私財を投じて、百枚単位で寄贈する形で普及させていきました。
現在では国内に留まらず、世界中で点字ブロックが使われています。
目の不自由な人たちにとって、なくてはならない物になっています。
日頃身の回りにある物は、それぞれ発案者の熱い思いがあって生まれています。
たとえ自分には必要がなくても、その物を必要としている人が必ずいます。
もしも今日、点字ブロックを通る際には、その成り立ちと、使う人のことを考えてみましょう。
今日の心がけ◆物の背景に関心を持ちましょう。 職場の教養6月号より
毎日の朝礼で、職場の教養の輪読を行います。
職場の教養は、心の持ち方、時事の幅広い内容が掲載されていて沢山の事に気づかされます。
点字ブロックの誕生には日本人の深い優しさが詰まっていたとは知りませんでした。
人に必要とされる物や喜ばれる物には熱い思いがある。
そして長く愛され続けるものが生まれてくる。日々の仕事にも生かせたらと感じました。
もっと身近な物に関心を持って、その物の背景を読み取っていけたらなと思います。感謝!